人を動かす仕掛け
松村真宏さんの『仕掛学』という本から学んだことをメモとして記す。
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まず、「仕掛け」とは何か。
以下の3つの性質を持つものと定義される。
- 公平性:誰も不利益を被らない
- 誘引性:つい、したくなる
- 目的の二重性:仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる
仕掛けは
- 物理的トリガー
- 心理的トリガー
に分けることができる。
物理的トリガーが心理的トリガーを引き起こし、人の行動に変化を与える。
物理的トリガーには聴覚・触覚・嗅覚・味覚・視覚的なフィードバック、またはアナロジーとアフォーダンスのフィードフォワードがある。
アナロジーとは類似性のことで異質馴化と順質異化を同時に行う、つまり見慣れないものを見慣れたものに変え、見慣れたものを見慣れないものに変えることで人々の興味を引き行動に変化を与える。
アフォーダンスはアナロジーとは違い事前知識なしでもものの使い方が自然とわかって人々の行動を引き起こす。
心理的トリガーには個人的文脈と社会的文脈がある。
個人的文脈は挑戦、不協和、ネガティブな期待、ポジティブな期待、報酬、自己承認に分けることができ、社会的文脈は被視感、社会規範、社会的証明に分類することができる。